各章の冒頭、タイトルと一緒に歌謡曲の詞が引用され、それにのって貞淑の論理を展開する。
タイトルは映画「インドへの道(A PASSAGE TO INDIA)」のもじりで、この本のサブタイトルは、”A PASSAGE TO SOPHISTICATION”貞女=洗練。
引用された歌謡曲については、その後『恋の花詞集』で詳細に論じている。
以下索引(調整中)
1991年河出文庫版
今中楓渓 P7
『野崎小唄』
高橋掬太郎 P13
『ここに幸あり』
丘灯至夫 P23
『高原列車は行く』
小林愛雄 P35
『恋はやさし野辺の花よ』
石本美由起 P49
『逢いたいなァあの人に』
宮川哲夫 P64
『ガード下の靴みがき』
矢野亮 P81
『あなたと共に』
佐藤惣之助 P97
『むらさき小唄』
高橋英樹 P100
藤田まさと P114
『明治一代女』
サトウハチロー P133
『リンゴの唄』
豊臣秀吉 P134
大野修理 P139
徳川家康 P142
西条八十 P151
『かなりや』
『シェルブールの雨傘』P152
ジャック・ドミー
ミッシェル・ルグラン
西沢爽 P171
『からたち日記』
佐藤惣之助 P191
『人生劇場』
米山正夫 P209
『花笠道中』
『王将』P212
村田英雄 P213
菊田一夫 P227
『霧深きエルベのほとり』
マーガレット・ミッチェル P228
『風と共に去りぬ』P229
菊田一夫 P249
『とんがり帽子』
『とらばーゆ』P251
ラマルク P258
沢田研二 P261
西条八十 P263
『蘇州夜曲』
『ef』P270
『女大学』
『反貞女大学』
吉田秋生 P271
駒由美子
松川邦生
『CREA』 P272
『絶滅女類図鑑』
『恋の花詞集』P273