1987年11月15日に池袋西武コミュニティ・カレッジで行われた六時間の講演をまとめたもの。企画担当は『恋愛論』と同様、保坂和志。
「昭和という限定されたある期間を絶対の永遠のように思ってた、”状況”という男の論理、そしてその論理を一人で徹底させる近代自我」
↑こんなものやだ、やだから泣く、というのがこの講演の眼目。
実際、カセットで聴くと「原っぱの論理」と題する後半は、ワンワン泣いています。
以下索引(調整中)1992年河出文庫版
全共闘 P11
『ルポルタージュ日本』P12
高校生ベ平連 P14
『朝日ジャーナル』P15
都はるみ P19
萩尾望都 P20
糸井重里 P34
『白い巨塔』P35
秋田明大 P38
宮本顕治 P41
有吉佐和子 P42
『バタ足金魚』P43
石原慎太郎 P44
『処刑の部屋』
ニューアカ P45
『限りなく透明に近いブルー』P51
『僕って何』
カント P55
『枕草子』P65
清少納言 P66
加藤一郎 P68
林健太郎 P69
YOSHIYUKI KONISHI P72
『先代萩』
『曽根崎心中』P73
『装苑』P74
昭和天皇 P81
『新約聖書』P92
『旧約聖書』
イエス・キリスト P93
フランコ・ゼッフィレリ P97
『ブラザー・サン・シスター・ムーン』
アレック・ギネス P98
ヒットラー P100
『おそ松くん』P115
東大美術部 P120
『香華』P134
橋本千代 P135
久生十蘭 P137
『キャラコさん』
『練鑑ブルース』P167
リリアン P175
『少年サンデー』P180
『拳銃無宿』P184
『アストロモモンガ』P200
ビートたけし P201
文庫版のためのデータとあとがき
『プレーン・ソング』P202
中野翠 P207
『ふたりの平成』
マルクス P208