biboudouのブログ

書籍・音源備忘録 最終的にはそれぞれに索引・クレジットまで作成予定

2001年 橋本治他『怪しの世界』 紀伊國屋書店

2000年8月25日、26日国立劇場小劇場で上演された「新しい伝統芸能-怪しの世界」の単行本。

この公演の製作担当は、当時国立劇場勤務・現大学准教授の矢内賢治。

橋本治夢枕獏いとうせいこうがぞれぞれ薩摩琵琶、講談、狂言の新作を書き、友吉鶴心、室井馬琴、野村萬斎が演じた。

橋本治は、新作「白鷺譚」のほかに、冒頭に「あるいは「風」について」という伝統芸能論を書いている。どちらものちに出版された橋本治の単行本『ひろい世界のかたすみで』にも収録されている。

夢枕獏は「ものいふ髑髏」、いとうせいこうは「鏡冠者」を書いている。

それぞれ作品のあとに作家と演者の対談を掲載。舞台写真や対談写真も豊富。

三人の作家のケシゴム版画はナンシー関。装幀:坂本志保

 

 

以下索引(調整中)

薪能 P10

大江千里 18

泉鏡花 P43

京鹿子娘道成寺

『鏡獅子』P45

勧進帳

九代目團十郎

坪内逍遙 

三島由紀夫 P46

椿説弓張月

堆朱 P50

蒔絵

鶴田錦史 P51

武満徹

平家物語』P52

『ベニスに死す』P53

『菊慈童』

国木田独歩 P54

『武蔵野』

木下順二 P54

子午線の祀り

藤間勘十郎 P65

『範頼道行』 67