biboudouのブログ

書籍・音源備忘録 最終的にはそれぞれに索引・クレジットまで作成予定

2018年 橋本治 『小説トリッパー』

引き続き「指導者はもう来ない 父権制の顛覆」連載

春号 第三回 女と論理

 一 大昔の遥かに遠い地球とは別の銀河系では

 二 「論理」にまつわる二つの側面

 三 「当たり前」が大問題になる

 四 学生運動経営学

 五 再び「当たり前」を問題にする

 六 「女と論理」はどうなったのか?

 

 

 

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2018年 橋本治 『読売新聞 連載小説「黄金夜界」』

 

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引き続き連載中

 

主な登場人物

間貫一:東大生 美也の許嫁だった

鴫沢(富山)美也:モデル 年は貫一の2つ下

富山唯継:ネットオークションサイト運営会社のオーナー

 

小見出しとあらすじ

12/26~1/11(85~100)

黒い会社

海から戻った貫一は住所のない人間になっていた。ネットカフェで寝泊まりし、公衆電話から派遣の仕事を登録した。携帯電話は海へ捨てていた。

1/12~1/28(101~117)

脱出

貫一はひたすらに働いた。まだ定住の場所はない。

一月ほど経った頃、幸運にも三週間の長期の仕事が見つかった。工場での単純作業。

しかも寮つきの住み込みだった。

その工場は、高齢により三週間後に閉めることが決まっていたのだった。

1/29~2/18(118~137)

時の階段

三週間の契約は終わった。この三週間で貫一は、ついに自分を取り巻く現実を見る余裕が生まれてしまっていた。そして自分はもう遠いところにいた。それが現実だった。

三週間お世話になった老人は、貫一に一年後に取り壊されるアパートを紹介してくれた。とうとう住所を手に入れたのだった。

2/19~3/10(138~157)

知らない人達

住所を手に入れ、そしてとうとうスマートフォンも買った貫一は、ファーストフードのチェーン店に立ち寄った。そこで貫一は自分の目指す先を思い出した。もともと貫一は飲食店の経営者を目指していたのだ。

一月間、派遣で金を貯めた。そして五月になった頃には、赤羽の居酒屋チェーン店で働いていた。

同じ頃、美也は富山と連れだっていろいろな所に顔を出していた。相撲の五月場所にも。そこで美也は唯継の知り合いの女高利貸し赤樫満枝と初めて顔を会わせた。

3/11~3/30(158~177)

四年後

貫一が働いている赤羽の居酒屋チェーン店はブラック企業として有名なところだった。そこで貫一はバイトを続け正社員となった。

新店舗の入間店に異動となった貫一は、上へと繋がる道を手にした。売上不調の続いた新店舗を自らのアイデアで軌道に乗せ、営業本部長、そして若き社長鰐淵直道に気に入られたのだ。4年の間にセントラルキッチン管理部、仕入れ課係長、大宮店テンチョウを経験し、やがて社長直属の秘書課長となっっていた。

 

3/31~4/8(178~186)

赤樫満枝

冷徹に人を切り捨てて、貫一は真っ直ぐに上へと昇りつめていた。

それはやがて「妬み」を産んだ。社長の直道にまでも。

あるアイデアを提案したことが社長の不興を買った。自分でやってみたらいいだろ、という社長の言葉を受け、貫一は会社をやめる決断を下した。

やめる貫一に直道は「赤樫満枝」の名刺を渡した。

 

4/10~4/27(187~204)

女二人

貫一は西麻布にある赤樫満枝の事務所を訪れた。

満枝は19歳の時に自分の父親の借金返済の肩代わりに、金貸しの赤樫権三郎の妻になった女だった。満枝は権三郎を夫として受け入れなかったが、そのかわりに彼の仕事を受け入れた。やがて仕事を取り仕切るようになった満枝は夫のやっていた闇金融を企業相手のつなぎ融資に転換させた。

そんな満枝に貫一は、「あなたは担保をとる金貸しなのか、事業に出資する投資かなのか」と暗に脅しをかけた。

満枝と美也は一枚の鏡の裏表のような存在だった。

結婚して4年、美也は幸福ではなかった。

 

4/28~5/4(205~211)

思いのもつれ

唯継は当然のように浮気していた。その一方で妻である美也にはたやすく触れられなくなった。

一方満枝は貫一に恋をしていた。

 

5/5~5/21(212~227)

仮面舞踏会

唯継と美也は、どこかの金持ちが主催する伊豆高原で開催の仮面舞踏会に参加していた。それはいかにも怪しいものだった。そしてこれ以上ないほどの醜い場所だった。

美也はすべてが消えていくような思いにかられた。

 

5/22~(228~)

再会

貫一の店はまずまずのスタートを切っていた。

 

 

2018年 橋本治 『ちくま』

引き続き「遠い地平、低い視点」連載中

2018.1 43 「人間は機械じゃない、機械は人間じゃない」

2018.2 44 「おもしろくすることを考えればいいのに」

2018.3 45 「人を介する事実(ファクト)」

2018.4 46 「アジアの時代か-----」

2018.5 47 「「不徳の致すところ」で辞める」

2018.6 48 「すごい人達」

2018年4月13日 橋本治 『草薙の剣』刊行記念トークイベント

デビュー40周年記念作品『草薙の剣』刊行記念トークイベント 

橋本治×松家仁之「ひとを描く、時代を描く」@紀伊国屋書店

「普通の人」を描く橋本治の小説を軸に、「語りもの」としての小説、

橋本治の生い立ち、等話しは多岐にわたる。

『新潮』辺りへの掲載を期待。

なお今後の橋本治の仕事予定は、

落語世界文学全集

5月頃に第一段『書替老耄ハムレット』刊行予定

 

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 今後、『異邦人』、『人情噺 罪と罰』を予定しているとか。

2018年4月8日 橋本治 竹本駒之助『第16回はなやぐらの会 主催:鶴澤寛也』

紀尾井小ホールにて

演目:『傾城恋飛脚』新口村の段

      浄瑠璃 竹本駒之助

      三味線 鶴澤寛也

    演奏前のお話 橋本治

 

橋本治のお話締めの言葉(大意)

 世間のあり方にあわせてあまり自己主張をしない江戸時代の人には、本当はこういうことが言いたかったんじゃないの、と察してくれる人がいる。逆に今は自己主張ばかりでそんなこともなくなってきている。そっちの方が問題だと思うんですけどね。

2018年4月 橋本治 『波 2018.4』

橋本治『草薙の剣』作家デビュー40周年記念特集

「人のいる日本」を描きたかった

と題して寄稿。

他に津村記久子が「幻想と挫折の向こうへ」

と題した書評を寄稿。

 

 

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2018年3月 橋本治 『群像 2018.4』

歳時創作シリーズ参 季・憶

にて、春 穀雨

をテーマとして、

「牡丹華 ぼたんはなさく」

と題した小説執筆。

2018年2月 橋本治他 『新潮 2018.3』日記リレー

100年保存大特集

創る人52人の「激動2017」日記リレー

橋本治は10月29日~11月4日を担当

他には、いしいしんじ筒井康隆円城塔蓮實重彦などが参加している。

2017年 橋本治 『読売新聞 連載小説「黄金夜界」』

9月30日より読売新聞朝刊より小説連載

タイトルは「黄金夜界」

尾崎紅葉金色夜叉」のリメイク。

9月20日の朝刊に作者の言葉掲載

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 下記紹介サイト 

12月末まで非会員も閲覧可能。

今後著者インタビューの予定もあり。

 

http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20170926-118-OYTPT50156/list_OUGONYAKAI

 

主な登場人物

間貫一:東大生 美也の許嫁

鴫沢美也:モデル 年は貫一の2つ下

富山唯継:ネットオークションサイト運営会社のオーナー

 

小見出しとあらすじ

9/30~10/15(1~15)

 摩天楼

高層ビルの52階で行われたカウントダウンパーティーでモデルのMIA(鴫沢美也)と

富山唯継は出会った。そこで二人はちょっとした会話(主に富山の一方的な質問と自慢)をしていたが、ちょうどそのときビルの下まで美也を車で迎えに来たのが間貫一だった。美也は貫一を兄と言った。

10/16~10/31(16~31)

 許嫁者

貫一は母親を産まれてすぐに亡くし、父親を小学六年のときに亡くした。その貫一を引き取ったのが、父親の親友だった美也の父鴫沢隆三だった。

貫一が高校へ進んだ春のある夜事件は起こった。

11/1~11/18(32~48)

富山唯継

高校一年の貫一と中学二年の美也は結婚を約束する仲になった。

レストランを経営する隆三は、貫一に東大を卒業させ、自分の店を継がせようと考えた。

その後、時は過ぎ、美也は高校卒業後モデルデビューし、貫一は東大卒業を目前としていた。

カウントダウンパーティーから十日が経った日、富山唯継が鴫沢隆三の店に現れた。

11/19~12/8(49~68)

熱海の黄昏

再度隆三の店〈遠望亭〉を訪れた富山は、そこで隆三を落とした。資産三十億の力で。そしてモデルとして伸び悩んでいた美也は、あっさりと結婚を決めた。

鴫沢夫妻の会話から結婚の事実を知った貫一は、今美也がいるという熱海へと急ぎ向かった。

12/9~12/10(69~70)

別離

熱海で現実を突きつけられた貫一に戻る場所はなかった。

 12/12~12/25(71~84)

変貌

それから二ヶ月が経った。美也は富山美也となった。美也は結婚し生まれ変わった。

その頃貫一は居酒屋で働いていた。

12/26~1/11(85~100)

黒い会社

2017年 橋本治 『ちくま』

引き続き「遠い地平、低い視点」連載中

2017.1 31 「自己承認欲求と平等地獄」

2017.2 32 「アクセルを左にしたらどうだろう」

2017.3 33 「強権政治の終わり」

2017.4 34 「時間は均一に進んでいないの?」

2017.5 35 「電波で荷物は運べない」

2017.6 36 「度を過ぎた量はこわい」

2017.7 37 「ガハハ vs やァね」

2017.8 38 「道徳教育は必要なのかもしれないなァ」

2017.9 39 「国会は裁判所ではないでしょ」

2017.10 40 「「危機意識」はないのか?!」

2017.11 41 「批評のポジション」

2017.12 42 「さまよえる男達」