biboudouのブログ

書籍・音源備忘録 最終的にはそれぞれに索引・クレジットまで作成予定

2023年1月 橋本治『完本 チャンバラ時代劇講座 1,2』河出文庫

1巻

第一講 チャンバラ映画とはなにか

第二講 これが通俗だ!

第三講 格調の高さの研究

表紙絵は橋本治作「演劇界 昭和63年4月号」掲載<妹背山婦女庭訓>久我之助

帯の推薦文は高橋源一郎

 

2巻

第四講

チャンバラ映画の流れと、青年の研究

終講

あの笑顔、そしてその笑顔

表紙絵は橋本治作「演劇界 昭和63年1月号」掲載の片岡仁左衛門<廓文章>伊左衛門

帯の推薦文、春日太一

 

※以下の文庫化である。

 

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2022年4月10日 第18回はなやぐらの会 ~橋本治さんを偲んで~

鶴澤寛也さん主催

2020年の4月に予定していた橋本治さんを偲んでの追善演奏会が、

2回の延期を経て開催。

 

2014年の第11回はなやぐらの会で演奏された橋本さん新作の

源氏物語 六条院春の道行

を再演

浄瑠璃:竹本越孝

三味線:鶴澤寛也

ツレ:鶴澤津賀花

再演に先だって、初演時の演奏前に行われた橋本さんのお話映像を上映

 

寛也さんのごあいさつをはさんで、

仮名手本忠臣蔵 勘平腹切の段

を演奏

浄瑠璃:竹本土佐子

三味線:鶴澤寛也

2021年9月24日 橋本治『人工島戦記--あるいは、ふしぎとぼくらはなにをしたらよいかのこども百科』 ホーム社 集英社

小説すばる」1993年10月号~1994年3月号連載の約500枚の原稿に、

その後十数年にわたって大幅な加筆修正が加えられた約4500枚の大作。

 

小説部分は約3900枚、付録の「『人工島戦記』人名地名その他ウソ八百辞典」を加えて4500枚だが、未完である。

目次は第じゅー部 第五千八百七十二章 + エピローグ

までとなっているが、収録は第ろく部 第二百四十章

までである。

 

別冊の「人工島戦記地図」付き

(表紙にも使われている)

 

副題の「--あるいは、ふしぎとぼくらはなにをしたらよいかのこども百科」は、

雑誌連載時にはなかったものであるが、最も新しい加筆のある原稿の束にこの副題が書かれた扉が付けられていたことによるそう。

(この原稿用紙がそのまま本作の扉として使われている)

 

資料提供:神奈川近代文学館

編集協力:塚原一郎