biboudouのブログ

書籍・音源備忘録 最終的にはそれぞれに索引・クレジットまで作成予定

2017年 橋本治 『読売新聞 連載小説「黄金夜界」』

9月30日より読売新聞朝刊より小説連載

タイトルは「黄金夜界」

尾崎紅葉金色夜叉」のリメイク。

9月20日の朝刊に作者の言葉掲載

f:id:biboudou:20170920192442j:plain

 下記紹介サイト 

12月末まで非会員も閲覧可能。

今後著者インタビューの予定もあり。

 

http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20170926-118-OYTPT50156/list_OUGONYAKAI

 

主な登場人物

間貫一:東大生 美也の許嫁

鴫沢美也:モデル 年は貫一の2つ下

富山唯継:ネットオークションサイト運営会社のオーナー

 

小見出しとあらすじ

9/30~10/15(1~15)

 摩天楼

高層ビルの52階で行われたカウントダウンパーティーでモデルのMIA(鴫沢美也)と

富山唯継は出会った。そこで二人はちょっとした会話(主に富山の一方的な質問と自慢)をしていたが、ちょうどそのときビルの下まで美也を車で迎えに来たのが間貫一だった。美也は貫一を兄と言った。

10/16~10/31(16~31)

 許嫁者

貫一は母親を産まれてすぐに亡くし、父親を小学六年のときに亡くした。その貫一を引き取ったのが、父親の親友だった美也の父鴫沢隆三だった。

貫一が高校へ進んだ春のある夜事件は起こった。

11/1~11/18(32~48)

富山唯継

高校一年の貫一と中学二年の美也は結婚を約束する仲になった。

レストランを経営する隆三は、貫一に東大を卒業させ、自分の店を継がせようと考えた。

その後、時は過ぎ、美也は高校卒業後モデルデビューし、貫一は東大卒業を目前としていた。

カウントダウンパーティーから十日が経った日、富山唯継が鴫沢隆三の店に現れた。

11/19~12/8(49~68)

熱海の黄昏

再度隆三の店〈遠望亭〉を訪れた富山は、そこで隆三を落とした。資産三十億の力で。そしてモデルとして伸び悩んでいた美也は、あっさりと結婚を決めた。

鴫沢夫妻の会話から結婚の事実を知った貫一は、今美也がいるという熱海へと急ぎ向かった。

12/9~12/10(69~70)

別離

熱海で現実を突きつけられた貫一に戻る場所はなかった。

 12/12~12/25(71~84)

変貌

それから二ヶ月が経った。美也は富山美也となった。美也は結婚し生まれ変わった。

その頃貫一は居酒屋で働いていた。

12/26~1/11(85~100)

黒い会社

2017年 橋本治 『ちくま』

引き続き「遠い地平、低い視点」連載中

2017.1 31 「自己承認欲求と平等地獄」

2017.2 32 「アクセルを左にしたらどうだろう」

2017.3 33 「強権政治の終わり」

2017.4 34 「時間は均一に進んでいないの?」

2017.5 35 「電波で荷物は運べない」

2017.6 36 「度を過ぎた量はこわい」

2017.7 37 「ガハハ vs やァね」

2017.8 38 「道徳教育は必要なのかもしれないなァ」

2017.9 39 「国会は裁判所ではないでしょ」

2017.10 40 「「危機意識」はないのか?!」

2017.11 41 「批評のポジション」

2017.12 42 「さまよえる男達」

 

2017年 橋本治 『小説トリッパー』

秋号より新連載

「指導者はもう来ない  父権制の顛覆」

秋号

第一回 世界はゆるやかに混乱して

 一 制度は崩壊しているのに

 二 2017年都議選の背景PART1-「東京」が変わる

 三 2017年都議選の背景PART2-「都市おやじ」の時代

 四 2017年都議選の背景PART3-おやじ達の衣替え

 五 2017年都議選の背景PART4-熟年の家庭内離婚

 六 「国民ファースト」ではなくて、なぜ「日本ファースト」?

 

冬号

第二回 とんでもなく下らない話

 一 「父権制の顛覆」の由来

 二 『スター・ウォーズ』の謎

 三 父がいないスーパーヒーロー達

 四 父はやたらと死んでしまう

 五 スーパーマンはなぜ殺される?

 六 そしてワンダーウーマンが現れる

  

2017年12月 橋本治インタビュー 『婦人公論 12/26,1/4号』

〈特集〉貯める、増やす、稼ぐ 100年を生きるための「お金」

 

蓄えがないまま70歳を迎えて

「自分の老い」の前では誰もがアマチュア。力を抜けばいいじゃない

---億単位の借金返済に追われながら執筆活動を続け、ようやく完済の目処がたったものの、貯蓄はゼロ。この先スウジュウネンの生き方に思いをめぐらせてみるとー---

 

小見出し

 心配できるのも贅沢のうち

 年寄りだと自覚できない人たち

 他人の老後は参考にならない

 

「経験のモノサシが役に立たない。それが老いるということです」

「考えるべきは、せいぜい今日と明日くらい、先のことまで思い悩んでもロクなことはない」

2017年11月 橋本治インタビュー記事 『AERA 2017.12.4号』

この人のこの本

にて、『いとも優雅な意地悪の教本』

の紹介インタビュー記事「知的劣化が進む日本人には「上品な意地悪」が必要だ」

掲載。

聞き手,記事:矢内裕子

 

 

biboudou.hatenablog.com

 

 

2012年9月 橋本治インタビュー 週プレNEWS 

橋本治「最近、“善意の王様”が多くて困りますよね」 - "本"人襲撃 - 連載コラム|週プレNEWS[週刊プレイボーイのニュースサイト]

biboudou.hatenablog.com

 『その未来はどうなの?』刊行時のインタビュー

1984年4月 橋本治インタビュー 『高二時代 1984.4』

「若者は自分たちで新しいスローガンを作るべきだよ」

という題のインタビュー掲載。

 

下記高二生へのメッセージ

「今は『個性』というよりも『自分性』の時代。・・・・・個性ってマニュアルができちゃってさ、こうやれば個性的なあなたになれますっていう没個性が氾濫しちゃったんだもん(笑)。・・・・・個性というものは、"自分性"というものを自分の中から見い出だしてこない限り生まれませんもン」