1998年10月に刊行が開始された毎日新聞社のムック『シリーズ二十世紀の記憶』に、各年の「年頭言」として掲載された「二十世紀百年分のコラム」をまとめたもの。
冒頭の「総論」は『広告批評』1996年4月号に掲載されたもの。
橋本治はあとがきで、この本は自分の中で最も個人的な本と書いている。どう個人的かというと、子どもの頃の橋本治が「自分の生きている社会はどっかがへんだ」と思っていて、「どんないきさつで”こんな時代”になったのだろう」ということを、最も強く知りたがっていたから。そして橋本治の二十世紀論はそこからしかスタートせず、そこに戻って行くだけのものだから、と。
以下索引(2004年ちくま文庫版より)
上
ヴィルヘルム二世 P55
ヴィクトリア女王 P61
ジョージ五世 P62
ニコライ二世
ビートルズ P72
ライト兄弟 P73
ジョージ・ケイリー
ダイムラー P74
ベンツ
ヘンリー・フォード P75
ハーマン・ホレリス P76
リュミエール兄弟 P77
洪秀全 P79
西太后 P87
武田信玄 P88
夏目漱石 P91
『坊っちゃん』
『たけくらべ』
伊藤左千夫 P92
『野菊の墓』
『破壊』
『布団』
『高野聖』
『雁』P93
『武蔵野』
二葉亭四迷 P94
『浮雲』
『オズの魔法使い』P96
『ちびくろサンボ』
『ピーター・ラビットの話』
『赤毛のアン』
ピカソ P97
『アヴィニョンの娘たち』
幸徳秋水 P101
秋瑾 P103
川上貞奴 P104
松井須磨子 P105
市川九女八
グラッドストン P110
徳冨蘆花 P119
野口英世 P121
『青鞜』
『ハムレット』P122
『人形の家』
ココ・シャネル
ポール・ポワレ P123
ポール・イリーブ
ジョルジュ・ルパプ
モネ P125
『印象・日の出』
アルフレッド・ヴェーゲナー P127
『こころ』P128
愛新覚羅溥儀 P129
尾崎行雄 P134
マック・セネット
フランツ・フェルディナント P139
袁世凱 P146
レーニン P151
『帝国主義論』
フランツ・ヨーゼフ一世
トロツキー P161
スターリン P162
ムッソリーニ P163
ナポレオン P164
マリー・アントワネット P165
マリー・ルイズ
フロイト P172
『精神分析入門』P173
『キネマ旬報』P175
『新青年』P176
『旬刊朝日』
『サンデー毎日』
『文藝春秋』
『国定忠治』
『復活』
尾上松之助 P177
坂東妻三郎
小林一三 P179
ドーズ P185
『わが闘争』P194
甘粕正彦 P195
山県有朋 P196
アール・デコ P205
『魔像』P209
『丹下左膳』
ピウスーツキ P212
クレマンソー P215
芥川龍之介 P217
『或旧友へ送る手記』
『新思潮』P218
『羅生門』
『鼻』
伊藤博文 P220
田中義一 P222
清浦奎吾 P223
孫文 P225
張作霖 P226
浜口雄幸 P235
織田幹雄 P236
人見絹枝 P237
『すみれの花咲く頃』P238
『祗園小唄』
『洒落男』
『酒は涙か溜息か』
『丘を越えて』
『侍ニッポン』
『浅草紅団』
谷崎潤一郎 P239
『陰獣』
『芋虫』
『孤島の鬼』
犬養毅 P247
白木屋 P248
明石元二郎 P251
『露国(ロシア)社会党に与る書』
チャールズ・ドーズ P255
アステア&ロジャーズ P261
『空中レビュー時代』
『コンチネンタル』P262
『歓呼の嵐』
『ジャズシンガー』
グレアム・グリーン P263
アルフォンソ十三世 P271
プリモ・デ・リベラ
フランコ P273
アンドレ・マルロー P274
近衛文麿 P287
『風と共に去りぬ』P292
『オズの魔法使い』P293
『駅馬車』
ルドルフ・ヘス P302
へルマン・ゲーリング
蒋介石 P310
サンテグジュペリ P319
『星の王子さま』
クストー
『史上最大の作戦』P320
『遠すぎた橋』
パットン将軍
ロンメル将軍
『バルジ大作戦』P321
『スター・ウォーズ』P323
マリリン・モンロー P326
チャウシェスク P328
『エビータ』P329
ペロン
下
ホー・チ・ミン P8
『エデンの東』P11
ジュールス・ダッシン
ハリー・トルーマン P12
太宰治 P17
『キンゼー報告』P21
毛沢東 P23
ゴルバチョフ P24
マッカーサー P35
『カルメン故郷に帰る』P37
『羅生門』
手塚治虫 P40
片山哲 P42
リッジウェイ P44
マレンコフ P47
ベリヤ
ニキータ・フルシチョフ P48
力道山 P59
『笛吹童子』
『ゴジラ』
石原慎太郎 P60
『太陽の季節』
『ローマの休日』
ジェームズ・ディーン P62
『理由なき反抗』P64
『ジャイアンツ』
中野好夫 P65
幣原喜重郎 P67
町田忠治
滝川幸辰 P69
岸信介 P70
『鉄腕アトム』P71
『少年』
アイゼンハワー P74
ガガーリン P75
シェパード
テレシコワ
池田勇人 P95
ウ・タント P102
フィデル・カストロ P103
リー・ハーベイ・オズワルド P107
ジャック・ルビー
リンドン・ジョンソン P109
『魚雷艇109』P110
市川崑 P113
『東京オリンピック』
『君の名は』P117
『天国と地獄』
マリー・クワント P125
とう小平 P129
江青 P130
ウォルト・ディズニー P131
アーサー・ペン P132
『卒業』
美濃部亮吉 P133
東竜太郎
シドニー・ポワチエ P134
佐藤栄作 P136
ツィッギー
リチャード・ニクソン P143
『イージー・ライダー』P147
チャールズ・ブロンソン P149
アラン・ドラン
『レット・イット・ビー』P150
ジミ・ヘンドリックス P152
石牟礼道子 P153
竹久みち P156
横井庄一 P161
中村輝夫
『日本列島改造論』
『緋牡丹博徒 仁義通します』
『関東緋桜一家』
『仁義なき戦い』P165
『返事はいらない』
『受験生ブルース』
『山谷ブルース』
『友よ』
『神田川』
三木武夫 P169
立花隆 P173
『田中角栄研究---その金脈と人脈』
マクガバン
カール・バーンスタイン
モニカ・ルインスキー P174
児玉誉士夫 P177
コーチャン
エリザベス女王 P179
ファン・カルロス P183
江田三郎 P189
ジョージ・ルーカス P192
ピンク・レディー P193
『UFO』
『勝手にしやがれ』
『北の宿から』
布施明 P194
森進一
『襟裳岬』
『夜空』
『喝采』
人民寺院 P197
パーレビ国王 P199
『機動戦士ガンダム』P206
山口百恵 P209
千家和也 P210
『ひと夏の経験』
『伊豆の踊子』
『横須賀ストーリー』P211
『とらばーゆ』P213
チャールズ P215
ダイアナ
松田聖子 P218
郷ひろみ P219
『おしん』P227
ジョージ・オーウェル P233
『1984年』
『エイリアン』P236
『笑っていいとも!』P241
『いじめ白書』P243
シェワルナゼ P246
ロナルド・レーガン P248
ホメイニ師 P258
サダム・フセイン P259
山内雅夫 P264
『占星術の世界』
宇野宗佑 P265
カラヤン P266
五島勉 P267
『日本沈没』
エーリッヒ・ホーネッカー P277
エリツィン P280
竹下登 P283
宮沢喜一 P284
長嶋茂雄 P286
ヤセル・アラファト P287
イツァーク・ラビン
サダト P288
ベギン
ヨハネ・パウロ二世 P291
村山富市 P293
宮沢りえ P295
細川護煕 P297
橋本龍太郎 P305
菅直人 P306
安部英 P308
クリントン P319
浅香光代 P323
ミロシェヴィッチ P327
小渕恵三 P334
追分日出子 P337