橋本治
古代ギリシャの歴史を語る。 全四巻の構想。前・後両表紙開いて1ページ目に見開きで、その四巻を江戸歌舞伎顔見世狂言仕立にした宣伝文が載っている。 しかしまだ続巻は出版されていない。
占星術師マダム・フランソワーズ・ハヤサカが1988年から1999年12月までを予測した書。 何一つ本当のことが書かれていない全編冗談の本。
各章の冒頭、タイトルと一緒に歌謡曲の詞が引用され、それにのって貞淑の論理を展開する。 タイトルは映画「インドへの道(A PASSAGE TO INDIA)」のもじりで、この本のサブタイトルは、”A PASSAGE TO SOPHISTICATION”貞女=洗練。 引用された歌謡曲について…
映画評あり、マンガ評あり、サブカルチャー論あり。 雑誌記載記事を集めた、評論に近い雑文集。 装丁は平野甲賀、表紙の絵はこの何年か前に橋本治自身が書いた年賀状の絵。
『デビット100コラム』の続編、書下ろし雑文集。こちらは50の雑文が収録されている。 タイトルは、ロバート・ボーンのシャレ。『デビット100コラム』『ロバート本』ともに価格は1100円。後から読むと0011、この2作はあわせて「0011ナポレオンソロ」をコンセ…
1985年池袋西武コミュニティ・カレッジでの講演を基にした橋本治のかなり個人的話オンパレードの「恋愛論」。この講演の担当者は、当時西武百貨店勤務だった保坂和志。 同時収録83年「広告批評」掲載の「セーター騒動顛末記」、84年「月刊カドカワ」掲載の「…
東映チャンバラ映画を軸に近代日本の「通俗」の論理を語る。 書下ろし1400枚の大著であるが、本当はまだまだ書くべきことがあったよう。現在まだ文庫化もされていない。いつか真の意味で「完本」として出版されるか。
冗談の本。 写真の多くはおおくぼひさこ。
雑誌「SALE-2」「写真時代」に連載されていた悩み相談をまとめたもの。
100本の雑文書下ろし。 タイトルはデヴィッド・マッカラムの駄ジャレ。 続編『ロバート本』あり。
にっかつ映画「桃尻娘プロポーズ大作戦」、フジテレビ「ピーマン白書(第四話)」、テレビ朝日「パリ物語」、TBSラジオドラマ「瓜売小僧」のシナリオ。
LPジャケットサイズの詩集。 デザインは早川タケジ。
週刊本の一冊。 84年11月3日、柏ローズタウン開店五周年記念に柏市民体育館で催された自作セーターのファッションショーについてや自作の小説、TVドラマ「パリ物語」についての語り下ろし。 ※後の文庫版では、ファッションショーの話と、1986年4月29日に渋…
サラリーマン向け実用書として計画され、一時中断後書き直されたエッセー。 評論や思想より、必要なのはディテールの置き直しという観点から男の世の中を徹底的に解説する書なので、膨大な要素が含まれており、その後の橋本治の様々な書に本書の内容は引き継…
雑誌掲載の雑文中心の一冊だが、なんとなく統一感がある。 章立てが飛び降り自殺の順序になっている。 解説は島森路子。
未読
雑誌掲載文章を集めた雑文集 伊東深水を論じたものや鞍馬天狗論、「特集・少年愛」について日本のインテリを論じたものなど
文章論、雑誌評、マンガ評、映画評などを集めた雑文集。 おおくぼひさこさんの写真や忌野清志郎の題字など遊びに満ちた本ながら読み応えがある。
フロイト論 日本の男論 フロイト他をダシにホモの観点から日本の男社会を論じたもの。 あまりにもないがしろにされてる人間自身に備わった本来的な幼児性=遊戯性の位置づけを徹底的に試みている。
少年マンガ論 ちばてつや論 大友克洋論 萩尾望都論 現在入手困難な橋本治少年マンガ論集。上巻のみ刊行された。 未刊の下巻では、吉田秋生論、山岸凉子論、永井豪論、吾妻ひでお論、本宮ひろ志論、車田正美論、江口寿史論、などが予定されていた模様。
15歳だった自分へ向けて、そしてそのような子供たちに向けた「人生の実用書」。 最後に出てくる「彼」はおそらく頭脳警察のパンタ。
当時32歳の二人による対談
映画『鬼畜』論 にっかつロマンポルノ考 正義について 山田風太郎論 パンタ論 『その後の仁義なき戦い』考 男性性について 『映画エロス』の連載を大幅に加筆修正して発表したものが主。 のちの『完本チャンバラ時代劇講座』へとつながるであろう山田風太郎…
前編 倉多江美論 萩尾望都論 大矢ちき論 付、猫十字社論 山岸凉子論 後編 江口寿史論+鴨川つばめ論 陸奥A子論 土田よしこ論 吾妻ひでお論 大島弓子論 橋本治初評論集となる少女マンガ論 1984年河出書房より文庫化 解説柳沢健 2015年同じく新装版として文庫…