橋本治
オウム真理教事件後、約二週間で書き上げたのが本書。 「宗教とは現代に生き残っている過去」という前提で、そのゴチャゴチャした過去の集積=歴史を考える、「ゴチャゴチャに関する本」。
1980年代の終わりから1994年まで「広告批評」に掲載されたもの。 マンガ哲学辞典、高橋源一郎との対談など。 題材は、「浮世絵、歌謡曲、下着、結婚、社会主義、ワイドショー、政治、東大と文学史、民族問題、レズビアン、源氏物語、肉体、ハゲ」
小論集第二弾。 Ⅰ章が、雑誌『ef』に連載されていた「A SONGBOOK FOR HOLLY GOLIGHTLY」で、スタンダードジャズの訳詞をしている。 そのほかは短文が多め。
方々に書いていた小論をまとめたもの第一弾。 薩摩琵琶詞集、編集に参加した『日本幻想文学集成』三島由紀夫、久生十蘭、川端康成、芥川龍之介の解説などなど。なかでも演劇界増刊から六代目中村歌右衛門論「花の盛りを舞い狂う」はすごい。
1993年3月号~1994年8月号まで雑誌『GQ』に連載されていたものを大幅に加筆したもの。 「美男」について論じたかなりの大著。
1989年~1991年頃まで雑誌『CREA』に連載されたものが基。 全章が<表><裏>の構成になっていて、<表>が雑誌掲載原稿で<裏>が単行本化における注釈。各章のタイトルは<表>が原稿時のタイトル、<裏>が雑誌掲載時のタイトルとなっている。
1993年1月号~12月号の『中央公論』に掲載されたもの。 主に雑誌をネタにして「活字の復権」を呼びかける。 のちに『本郷』に書かれた「いつも逸脱してしまう」と『本とコンピュータ』に書かれた「産業となった出版に未来を発見しても仕方がない」を加えた増…
雑誌『ヤングサンデー』連載の「17歳のための超絶社会主義讀本 貧乏は正しい!」の単行本化第一弾。 第一巻の本書は「現在の自分」。 ソ連を中心とする社会主義体制崩壊からバブル経済終焉までを、日本の若者のオナニーとリンクさせて語る。
雑誌『よむ』に1991年4月号~1993年5月号に連載された文章と、『芸術新潮』1991年8月号、『東方』1992年7月号、8月号に掲載された文章をそれぞれ大幅に加筆してまとめたもの。 『風雅の虎の巻』に近い印象。
1978年~1981年、1984年に雑誌『演劇界』に掲載されていた役者絵と1988年~1990年あたりまで同誌に連載していた文章をまとめたもの。比較的長いインタビューも。
雑誌『明星』特別編集。 中学生のためのSEXの教科書、全39章。
「広告批評」企画、夜中の学校シリーズの二作目。 ハゲを正当化する話、「わからない」という方法論など。
イラストレーター時代の橋本治の作品をまとめたもの。 編集は「広告批評」編集部。 1966、67、68年に雑誌「映画の友」読者投稿欄で賞を取った映画スターの似顔絵も掲載されている。 そのほか「演劇界」「小説推理」掲載のイラストやレコードジャケットなど。…
『雑文集成 パンセⅠ~Ⅳ』と『ビビッドボーイのカリキュラム』から構成されたもの。 biboudou.hatenablog.com biboudou.hatenablog.com biboudou.hatenablog.com biboudou.hatenablog.com biboudou.hatenablog.com
『’89』の続編のようなもの。 『SAPIO』で連載していた「ノンシャラン巷談PartⅡ」をまとめたPartⅠと膨大なあとがきPartⅡ に分かれている。 インタビュー&プロデュース:刈部謙一
書簡集。 あて先はイニシャルになっているが、岡圭介、柳澤健、森川那智子、船曳建夫、おおくぼひさこ、中野翠、など。そして一通マキノ雅裕監督宛の手紙も。 以下索引(調整中) ジョン・F・ケネディ P24 佐藤栄作 石原慎太郎 野末陳平 福田赳夫 浅田美代子 P…
パンセシリーズ番外編。 まさに雑文が集まっている。 最後には、問題篇と称して、橋本治事務所入社試験問題集が掲載されている。 以下索引(調整中) 市川右太衛門 P8 歌右衛門 『毛剃』P9 大場久美子 『ご存知旗本退屈男』P10 岡田茉莉子 東千代之介 沢島正継…
自分篇。 インタビューや自分に関する文章など。 以下索引(調整中)単行本未収録部分のみ 糸井重里 P14 ルネッサンスから印象派まで P17 田中角栄 P19 永六輔 P21 『漂流記』P22 村上春樹 P23 山川健一 鎌田敏夫 『新里見八犬伝』 『野生時代』P24 『Free』P2…
歌謡曲から時代を見る本。 明治三十二年~昭和四十年までの歌謡曲を論じている。
雑誌「エスクヮイア」掲載の映画論。 「ウエストサイド物語」「コーラスライン」「東京オリンピック」「ジャイアンツ」 「エデンの東」「理由なき反抗」「男と女」「太陽がいっぱい」「地獄に堕ちた勇者ども」「イージー・ライダー」「2001年宇宙の旅」「薔…
激動の年89年を総括。 主に雑誌『SAPIO』や『広告批評』に89年中に書いた文章を加筆しつつ検討する構成。 エピローグは、89年の暮れにあるファンレターをくれた19歳の男の子への返答。
映画篇。 単行本未収録七つほど。 のちの『シネマほらセット』につながる映画ガイド「ももんが・ザ・ムービー」が巻末に載っている。 以下索引(調整中) 単行本未収録部のみ 『ぴあ』P8 日野康一 P10 山本益博 『淀川長治集成』 『映画の友』 双葉十三郎 P12 …
文学篇。 今回は単行本未収録文が九つほどとこれまでの二篇より多い。 以下索引(調整中) 単行本未収録部のみ 『妹背山婦女庭訓』P19 ヴォネガット 『スラップスティック』P24 丸谷才一 P25 『忠臣蔵とは何か』 『仮名手本忠臣蔵』 松本幸四郎 P26 黒沢明 三…
これまで発表された雑文の若者論篇。 単行本未収録文が五、六ある。 以下索引(調整中) 1995年河出文庫版 単行本未収録部のみ 楳図かずお P39 『赤んぼう少女』 『のろいの館』 『サザエさん』 『巨人の星』 『おれは鉄兵』P40 『包丁人味平』 『男一匹ガキ大…
今まで出版された単行本収録の雑文や未発表の文から主に女性について語られたものを集めている。 以下索引(調整中) 1995年 河出文庫版 単行本未収録部のみ オードリー・ヘップバーン P43 『ローマの休日』 ボディコン P89 キャサリン・ターナー P91 『ロマン…
広告批評に掲載された文章を大幅に加筆修正した「江戸はなぜ難解か?」を軸にこれまで雑誌等で発表していた江戸に関係する雑文をまとめたもの。橋本治二十六歳の時に『美術手帖』に掲載された「明治の芳年」もある。
第二弾。有吉佐和子解説や山田風太郎解説、アガサ・クリスティ論や江戸川乱歩論、『江戸にフランス革命を』にもつながる平賀源内論など。 装丁は前回と同じく平野甲賀。
1987年11月15日に池袋西武コミュニティ・カレッジで行われた六時間の講演をまとめたもの。企画担当は『恋愛論』と同様、保坂和志。 「昭和という限定されたある期間を絶対の永遠のように思ってた、”状況”という男の論理、そしてその論理を一人で徹底させる近…
日本の男のための美学に関する実用書。
雑誌『ef』に連載していた女優に関する話。 ヴィヴィアン・リー、イングリッド・バーグマン、ファニー・ブライス、エリザベス・テイラー、オードリー・ヘプバーン、グレイス・ケリー、マリリン・モンロー、ブリジッド・バルドー、ジェーン・アリスン、ジャン…